積まれた本

ネット小説名作レビュー

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ by てこ

あらすじ

 高校生の坂本君が診察のために上着を脱ぐと、彼の肩には人の顔の形をした瘡(かさ)があった。瘡はそれを診る女医に噛みつこうとするが、すんでのところで失敗し、レーザー光線で治療される。断末魔の叫び声を上げて、人面瘡は醜い傷痕になった。
 3回目の診察の日、坂本君は予約をすっぽかして病院へ来ない。悪い予感を覚えた彼女は彼の家まで様子を見に行くことにした。

変人老科学者の計画 by 十六夜博士

あらすじ

 ぼくの村の外れには、変人で役立たずとみんなに馬鹿にされる科学者のおジイさんが住んでいた。ぼくはおジイさんが好きでよく家まで遊びに行った。でもある日、太陽エネルギーで動く蟻ロボットを見せてもらっている時に、おジイさんは警察に連行されてしまって、それきり帰って来ない。戦争を推進する体制のやり方に反対したせいでおジイさんは目をつけられていたんだと、お父さんは教えてくれた。

さかなたちの、いうことには by あおいはる

あらすじ

 ぼくと同じ美術部に入っている、となりのクラスの女の子はいつもひとりだ。赤と黒の絵の具を大量に使って「血でも吐いた」ような絵を描いている。
 2月、みどり色をした学校のプールに彼女が入るのを見て、ぼくも無意識にそのプールへ飛び込んでいた。みどり色だったはずの水は透明に澄み、壁らしきものも見えず、たくさんの魚が泳ぎ回っている。そこで彼女は、自分が実の父を愛していることを打ち明け、次にぼくの秘密をたずねた。

りんごぱんだ by 秋 ひのこ

あらすじ

 忙しい仕事のせいで睡眠不足に悩まされるOLのノエは、パンダが道に座り込んでりんごをかじっているのに出会う。意識がぼんやりしているのは間違いないが、パンダが見えるのはどういうわけか? 寝ても冷めても仕事のことしか考えられないような暮らしを続けていたところ、彼女はパンダから突然りんごをもらう。その次の日、ノエは辞表を提出し、学生の彼氏にも唐突な別れを告げた。

埼玉にはなぜ魅力がない? by 榊原 隼人

あらすじ

 都道府県魅力度ランキングで埼玉県は44位だった。いくら何でも順位が低すぎる。生粋の埼玉県民である著者は、それを見かねて埼玉を称える文章を書こうとした。でも、やっぱり無理だと思って割とあっさり諦め、代わりに埼玉に魅力がない理由を考えることにした。
 「ダ埼玉」の流行語、観光地の偏り、東京との関係、朝ドラの失敗などの観点から、割と地元愛の強い著者が、埼玉県に人気が出ない原因を解明する。

ローカる埼玉 〜埼玉県民も知らない!? 知って得しない埼玉の初耳学〜 by 榊原 隼人

あらすじ

 埼玉県の日本一や、ひらがなの県庁所在地が生まれたいきさつ、矛盾した特産品のブランド名の秘密など、「知って得しない」けどおもしろい埼玉県の無駄知識を、埼玉で生まれ育ち、「割と地元愛が強い」著者が詳しく紹介する、読みごたえ抜群のエッセイ。

マッハ姉さん by こてさきのてばさき

あらすじ

 西日に燃える髪をなびかせ、際どくまくれたスカートの裾を見せつけて、マッハ姉さんは自転車をこぐ。その速度は尋常ではなく、自動車すら追い抜きかねないように感じられた。そのスピードとスカートの裾に魅せられた男子小学生たちは、超速い女子高生、マッハ姉さんの走行を止めることをもくろむ。

牛男 by 根木 珠

あらすじ

 人から「牛」と呼ばれ、せむしで乞食という不幸な境遇に育った男は、ある時親切な紳士に拾われて彼の屋敷で暮らすようになる。牛は主人を敬愛し屋敷でかいがいしく働くが、やがて、屋敷を訪れた女性を自分の主人が次々に殺していることを知る。

青に染まる by あおいはる

あらすじ

 まよなか、ぼくは青い夢を見る。青い絵の具を溶かした水の中にいて、となりにいる人はがぶがぶお酒をのみ、何かをさけび、うめいている。ぼくは、青い海の底で、青いワンピースをきた女の子と、青いソーダをのんで、ブルーハワイ味のかき氷を、たべている。青に染まる
(一部を作品より引用)

さよなら、カクヨム by 足羽川永都(エイト)

あらすじ

 おもしろい物語を創り出す人々の住まう楽園「カクヨム」。自分もその楽園の住人になれると思って小説を書いていた著者は、それが長い、残酷な夢であったことに気づく。書いた作品が人気になってはじめは嬉しかったのに、実力に見合わない評価を与えられることはやがて苦痛でしかなくなった。作品を削除したい気持ちが著者の胸に湧き上がる。

バニーガールと透明 by 野足夏南

あらすじ

 文化祭のお化け屋敷で透明人間の役を割り当てられた地味な男子中学生、野宮慎一は、同級生の片桐日奈子が好きだが度胸がなくて行動を起こせずにいる。ある帰りしなにバニーガールの恰好をしたデリヘル嬢に出会った慎一は、お金を盗んで逃げる途中だった彼女に巻き込まれてそばの神社までやって来た。そこで彼は、近所の屋敷で得意客の葬式があるから香典を渡して来てほしいと、バニーガールに頼まれる。

私のガードレール by rimo

あらすじ

 子供の頃、学校から帰って来ると、毎日祖父が家の前のガードレールに腰かけて私の帰りを待っていた。本当は祖父が大好きなのに、私はそれを人に見られるのが恥ずかしくて、クラスメートが通りかかると祖父を無視して家へ飛び込んだ。祖父は寂しそうな顔をした。
 私が中学2年生の時に祖父は急逝した。この頃会話が減っているから話しかけようと思っていた矢先のことだった。いつものガードレールにもう祖父の姿はない。