積まれた本

ネット小説名作レビュー

月別: 2016年9月

(15件)

木下町子と夏休みたち by 桜草 野和

あらすじ

 映画監督になる夢を抱いて沖縄から上京した木下町子。でもそれは実現せず広告制作会社に入る。いつも忙しいし時々つらいこともあるが、毎年やって来る夏休みが町子の楽しみだ。
 夏休みには色々なことが起こり、何度か男との出会いもあった。だけど35歳になんなんとする町子は今も1人のままだ。酒に酔ってあほなことをしながらも、自分の人生や恋愛を考えずにはいられない。

探査機はやふさ9号(有人) by おてて

あらすじ

 有人探査機はやふさ9号の搭乗者に選ばれた俺は、4畳半の和室を模した船室で1人、10年におよぶ宇宙の旅の最中だ。宇宙船では大した仕事もなく、ふりかけご飯を食べたり映画を見たりするだけのゆるい暮らしを送っている。
 ところが、微小天体の爆発に巻き込まれて宇宙船が破損し、一転して生命の危機に追い込まれる。ハッチの故障、食料不足、加速の失敗など続発するトラブルを克服して、俺は地球への生還を目指す。

金吾中納言の野望 by kogi

あらすじ

 交通事故で死んだ高校生、山中悠馬は、なぜか前世の記憶を保ったままで戦国時代末期の武将、小早川秀秋に生まれ変わる。彼が大人になるまでは史実どおりに世の中が進むが、豊臣秀吉に殺されることになっている豊臣秀次の命を助けたことで彼は歴史を曲げてしまう。しかも、この小早川秀秋は徳川家康が何となく好きじゃないので、天下分け目の関ヶ原の合戦では、史実どおりに家康の味方をするのをやめることにする。

(作品非公開)炊飯器 by Zosterops

あらすじ

 シェイクを飲もうとファーストフード店に立ち寄った少年は、炊飯器を持ったこわもての男に声をかけられ、注文をしに行く間炊飯器を見ていてくれと頼まれる。しばらくしてテーブルに戻った男はその炊飯器に財布をしまい、少年に礼を言った。見かけによらず感じのいい人だと思ったら、男はそばにいる客をつかまえて大声で難くせをつけ、次々に店から追い出し始める。やがて店に残った客は男と少年の2人だけになってしまう。

サイコパスハンター・零 ~百合と髑髏の狂想曲~ by 春風小夏

あらすじ

 地方都市に勤務する女性刑事、笹原杏里はグラマーな体型をいかして連続女性傷害事件のおとり捜査のおとりになる。杏里のルームメイトの美少女、黒野零の活躍によりこの事件は解決するが、すぐに別の事件が発生する。女性を殺して頭部を持ち去るという猟奇的な連続殺人事件で、手がかりはなかなか見つからない。

足音にロック by 奥田徹

あらすじ

 人材派遣会社の営業としてろくに睡眠もとられない激務をこなす34歳の福岡。疲れ切った彼は、コツん、コツん……という「死の足音」をきくようになる。この足音に追いつかれた時に自分は死ぬと彼はおびえる。
 ある仕事帰り、電車で眠り込んだ福岡は財布をすられる。幸い警察に届けられて返って来るが、そこには身に覚えのない大金がつまっていた。謝礼を渡すために彼が出会った財布の拾い主は、非の打ち所のない美女だった。

話す魚 by 富山 晴京

あらすじ

 僕の家の壁や床の中を魚が泳ぐようになった。はじめは恐かったけど、やがて無害であることが分かってなれてきた。ある日魚が口をきいた時はさすがに驚いたが、その後はやつらとも仲よくなり、ドストエフスキーのことなんかを含めて色々な話をした。

不安全 by 午前深夜

あらすじ

 大学中退後、何年もぷらぷらした末にようやく就職にこぎ着けた俺。今の会社に入って半年たつが、まだまだ分からないことが多い。特に分からないのが安全ピンだ。成績優秀者として安全ピンを贈呈され感激する社員。自分の指よりも安全ピンの安全を優先する先輩。壁に目をやれば「安全ピン第一」の看板。ねえみんな、それマジで言ってんの?

でぃんぐ どんぐ by 午前深夜

あらすじ

 俺が目を覚ますと、部屋の床が真っ青なプラレールに埋めつくされていた。自分に構ってくれないことをすねた妹のしわざだ。プラレールを無視して部屋を出ようとする俺を妹は必死で妨害する。
いいのかな?
お兄ちゃんがプラレールを外したら、この電車は脱線しちゃうよ? 乗客の人が大変…だよ?
(一部を作品より引用)

ソニック・ストライカー by 高栖匡躬

あらすじ

 自衛隊パイロットを目指す高校生の松田涼子は戦闘機のオンラインシミュレーター『ソニック・ストライカー』のプレイを日課とし、上位者の指導で急速に順位を高めていた。
 一方米空軍では無人戦闘機ペガサスのハイジャック事件が出来する。事件後涼子は『ソニック・ストライカー』の運営会社から新シミュレーターのテストプレーヤーに選ばれ、ペガサスによる国会議事堂の爆撃を繰り返すが、ある時それが現実に起こってしまう。

退廃革命 by 午前深夜

あらすじ

 人質を盾にビルにたてこもる男が、現金百万円と逃走用の車輌を警察に要求している。刑事の俺はまず拡声器を使って犯人の説得を試みるが、てんで効き目がない。――埒が明かないな。俺はラジカセのスイッチを入れた。
さあはじめるぜ…刑事(デカ)ダンスの時間だ!
(一部を作品より引用)

ばあちゃんのタトゥー by 奥田徹

あらすじ

 夏休みにばあちゃんの家を訪れた私は、洗濯物を干す彼女の腕にタトゥーを見つける。若い頃、不良だった最初の彼氏とおそろいでに入れたが、その後別れたという。さばけた人柄のばあちゃんに高校を辞めたいことを話すと、「良いも悪いも色々だ」と言いながら中退経験者としての感想をきかせてくれる。それで気持ちが晴れた私は、一度断った両親との海水浴に合流するため海辺へ向かった。