積まれた本

ネット小説名作レビュー

カテゴリー: コメディ

(24件)

マッハ姉さん by こてさきのてばさき

あらすじ

 西日に燃える髪をなびかせ、際どくまくれたスカートの裾を見せつけて、マッハ姉さんは自転車をこぐ。その速度は尋常ではなく、自動車すら追い抜きかねないように感じられた。そのスピードとスカートの裾に魅せられた男子小学生たちは、超速い女子高生、マッハ姉さんの走行を止めることをもくろむ。

日辻芽太の快適羊生活! by 沢丸 和希

あらすじ

 天然パーマがチャームポイントの高校生、日辻芽太が目を覚ますとなぜか見知らぬ世界にいて、しかも羊になっていた。運よくモファット王国の美姫ミルギレッドに飼われることになった芽太は、毎日みんなにちやほやされる羊生活をエンジョイしていたが、ある日飼い主の危機を知り、彼女を害さんとする悪人の野望を阻むため、身を挺してミルドレッドの救出に向かう。

未来のキラキラネーム事情はこうなる by 星井七億

あらすじ

 2085年。日本の命名文化は従来とは大きく変わり、かつてキラキラネームと呼ばれた、むちゃくちゃな名前が主流になる。伝統的な価値観を持つナースの優子は「田中ポチ夫」や「渡辺爆殺天命銀翼竜伝説太郎」などわけの分からない名前の患者が多いのにまいっていた。

へこんだ時にはカフカの言葉がよく沁みる(三十と一夜の短篇第7回) by 猫の玉三郎

あらすじ

 エイリアンの産卵のものまねをしてあごが外れた少年と、晩ご飯のメニューをかっこよくアレンジしたノート(例:聖剣エクスカリバーで刻まれし純白のTOFU)をSNSに公開された少年。胸の痛みにたえる若い彼らを、文豪カフカのネガティブな名言がそっとなぐさめる。

綿の木 by ハインリッヒ富岡

あらすじ

 地面に生える綿の木はある日、自由に海を泳ぐ魚になりたいと思いました。でも魚は犬になって陸地を歩きたいと思っており、犬は鳥に、鳥はライオンに、ライオンは人間になりたいと考えていました。そして人間は思いました。
「あー女子高生のパンツになりてー。」
 綿の木は女子高生のパンツになりました。
(一部を作品より引用)

J-POPによくある歌詞だらけの桃太郎 by 星井七億

あらすじ

 昔々、おじいさんとおばあさんが都会の人混みの中でいつしか自分を見失いそうになっていました。ある日おばあさんが川で拾って来た大きな桃を割ると中から赤ん坊が現れました。桃太郎と名づけられた男の子はすくすくと成長し、やがて鬼退治の旅に出ます。桃太郎は臆病な自分を乗り越えて鬼退治へと小さな一歩を今確かに踏みしめていきました。
(一部を作品より引用)

作家になりたい人が多すぎる by 斎藤真樹

あらすじ

 自費出版事業を行う弱小企業「蕾花社」に勤める派遣社員の私は、アマチュア作家たちが持ち込むとんでもない原稿と毎日戦っている。しかし中には意外におもしろいものもあり、そういう小説をブラッシュアップして世に送り出すのが仕事のやりがいだ。ある時、私の担当で自費出版したファンタジー小説『天恵の魔法機械』がそこそこ有名な文学賞を勝ち取り、蕾花社はにわかに注目を集める。

探査機はやふさ9号(有人) by おてて

あらすじ

 有人探査機はやふさ9号の搭乗者に選ばれた俺は、4畳半の和室を模した船室で1人、10年におよぶ宇宙の旅の最中だ。宇宙船では大した仕事もなく、ふりかけご飯を食べたり映画を見たりするだけのゆるい暮らしを送っている。
 ところが、微小天体の爆発に巻き込まれて宇宙船が破損し、一転して生命の危機に追い込まれる。ハッチの故障、食料不足、加速の失敗など続発するトラブルを克服して、俺は地球への生還を目指す。

不安全 by 午前深夜

あらすじ

 大学中退後、何年もぷらぷらした末にようやく就職にこぎ着けた俺。今の会社に入って半年たつが、まだまだ分からないことが多い。特に分からないのが安全ピンだ。成績優秀者として安全ピンを贈呈され感激する社員。自分の指よりも安全ピンの安全を優先する先輩。壁に目をやれば「安全ピン第一」の看板。ねえみんな、それマジで言ってんの?

でぃんぐ どんぐ by 午前深夜

あらすじ

 俺が目を覚ますと、部屋の床が真っ青なプラレールに埋めつくされていた。自分に構ってくれないことをすねた妹のしわざだ。プラレールを無視して部屋を出ようとする俺を妹は必死で妨害する。
いいのかな?
お兄ちゃんがプラレールを外したら、この電車は脱線しちゃうよ? 乗客の人が大変…だよ?
(一部を作品より引用)