積まれた本

ネット小説名作レビュー

カテゴリー: 恋愛小説

(5件)

私の頭も、脳みそごと by 安室凛

あらすじ

 アラサーになって行きつけの飲み屋ができた私は、そこで1人の男と知り合う。ある日、私が食べ終えたアジの開きを見て彼が言った。
その魚の頭、食べてもいい?
 この言葉の持つ強烈なインパクトと親しさにとらわれて、私は甘い気持ちで、そのことを繰り返し思い返すようになった。

幻想ニライカナイ―海上の道― by ハコ

あらすじ

 第二次大戦末期の沖縄で、日本陸軍の歩兵、宮田邦武は敵軍の艦砲射撃から逃げるうちに、現世から隔たった小さな海岸に迷いこむ。そこでは沖縄の巫女の「祝女(ノロ)」である若い女性、マヤが1人で暮らしており、帰ることのできなくなった宮田もマヤとそこで過ごすようになる。考古学者だった宮田はマヤが語る沖縄の楽土ニルヤ、すなわちニライカナイに思いを馳せて様々な考察を行うが、もといた世界の恋しさから脱出を試みる。

木下町子と夏休みたち by 桜草 野和

あらすじ

 映画監督になる夢を抱いて沖縄から上京した木下町子。でもそれは実現せず広告制作会社に入る。いつも忙しいし時々つらいこともあるが、毎年やって来る夏休みが町子の楽しみだ。
 夏休みには色々なことが起こり、何度か男との出会いもあった。だけど35歳になんなんとする町子は今も1人のままだ。酒に酔ってあほなことをしながらも、自分の人生や恋愛を考えずにはいられない。

ゴミ部屋世界 by okera

あらすじ

 俺の部屋はゴミに埋もれて足の踏み場もない。俺は極度の人見知りで大学へ行くだけでへとへとに疲れてしまう。ゴミではあっても、物に囲まれている方が不安が和らぐ気がした。
 冬の近づく寒い日に、俺は高校生の頃好きだった女の子とバス停にいる夢を見る。目を覚ました後も親切だった彼女のことを思うが、臆病な俺は連絡をとろうとはしなかった。

河童を彼氏にした場合 by せっか

あらすじ

 学生の私は河童の河僂耶(かるや)とつき合っている。しかし、彼がいつも飄々としてあまりに淡白なので、ある時情緒不安定になって家に引きこもってしまう。河僂耶は差し入れを持って来たりして気にかけてくれるが、顔を合わせることのないまま河童の習慣に従って冬籠りに入ってしまった。河僂耶に会えない冬を悶々と過ごした後の花の時期に、私は2人がはじめて出会った河原へ出かける。