積まれた本

ネット小説名作レビュー

長さ: 短編

(18件)

8,001〜50,000文字

サイコパスハンター・黒野零 by 春風小夏

あらすじ

 地方都市の警察署に勤務するグラマーな女性刑事、笹原杏里は就任後はじめて事件を任される。だがそれは動機不明の猟奇密室殺人というとんでもないものだった。事件は連続殺人に発展し、被害者がみな若い女性で、遺体から子宮が持ち去られ、子供の頃神隠しにあっているという共通点があった。マンションの監視カメラからは犯人の映像も手に入るが、その男には、のっぺらぼうのように顔がなかった。

河童を彼氏にした場合 by せっか

あらすじ

 学生の私は河童の河僂耶(かるや)とつき合っている。しかし、彼がいつも飄々としてあまりに淡白なので、ある時情緒不安定になって家に引きこもってしまう。河僂耶は差し入れを持って来たりして気にかけてくれるが、顔を合わせることのないまま河童の習慣に従って冬籠りに入ってしまった。河僂耶に会えない冬を悶々と過ごした後の花の時期に、私は2人がはじめて出会った河原へ出かける。

ありがとう by 蒼柳 洋

あらすじ

 東京で働く新米医師の僕は、急に死んでしまった祖父の葬儀に参列する。僕に医者になるきっかけをくれたのも、大学医学部への入学資金を快く貸してくれたのも祖父だったが、若い僕は祖父にろくに顔も見せないまま彼の死を迎えたのだった。僕は、祖父が生きているうちに「ありがとう」と言いそびれたことを後悔する。