積まれた本

ネット小説名作レビュー

掲載サイト: カクヨム

(27件)

埼玉にはなぜ魅力がない? by 榊原 隼人

あらすじ

 都道府県魅力度ランキングで埼玉県は44位だった。いくら何でも順位が低すぎる。生粋の埼玉県民である著者は、それを見かねて埼玉を称える文章を書こうとした。でも、やっぱり無理だと思って割とあっさり諦め、代わりに埼玉に魅力がない理由を考えることにした。
 「ダ埼玉」の流行語、観光地の偏り、東京との関係、朝ドラの失敗などの観点から、割と地元愛の強い著者が、埼玉県に人気が出ない原因を解明する。

ローカる埼玉 〜埼玉県民も知らない!? 知って得しない埼玉の初耳学〜 by 榊原 隼人

あらすじ

 埼玉県の日本一や、ひらがなの県庁所在地が生まれたいきさつ、矛盾した特産品のブランド名の秘密など、「知って得しない」けどおもしろい埼玉県の無駄知識を、埼玉で生まれ育ち、「割と地元愛が強い」著者が詳しく紹介する、読みごたえ抜群のエッセイ。

さよなら、カクヨム by 足羽川永都(エイト)

あらすじ

 おもしろい物語を創り出す人々の住まう楽園「カクヨム」。自分もその楽園の住人になれると思って小説を書いていた著者は、それが長い、残酷な夢であったことに気づく。書いた作品が人気になってはじめは嬉しかったのに、実力に見合わない評価を与えられることはやがて苦痛でしかなくなった。作品を削除したい気持ちが著者の胸に湧き上がる。

日辻芽太の快適羊生活! by 沢丸 和希

あらすじ

 天然パーマがチャームポイントの高校生、日辻芽太が目を覚ますとなぜか見知らぬ世界にいて、しかも羊になっていた。運よくモファット王国の美姫ミルギレッドに飼われることになった芽太は、毎日みんなにちやほやされる羊生活をエンジョイしていたが、ある日飼い主の危機を知り、彼女を害さんとする悪人の野望を阻むため、身を挺してミルドレッドの救出に向かう。

ロウジンゲーム by 良月一成

あらすじ

 重病の治療のためにコールドスリープを行っていた15歳の少年ミツルは、200年後のスペースコロニーで目を覚ます。コロニーがテロで破壊されたためミツルたちは地球行きの宇宙船に乗りこむが、12人の乗客のうち正体の分からない誰かが、1日に1人の人間を衰弱死させる奇病「ロウジン」に侵されてしまう。ロウジンを特定する乗客たちの努力もむなしく、逃げ場のない宇宙船の中でロウジンは彼らを次々と死に追いやる。

私の頭も、脳みそごと by 安室凛

あらすじ

 アラサーになって行きつけの飲み屋ができた私は、そこで1人の男と知り合う。ある日、私が食べ終えたアジの開きを見て彼が言った。
その魚の頭、食べてもいい?
 この言葉の持つ強烈なインパクトと親しさにとらわれて、私は甘い気持ちで、そのことを繰り返し思い返すようになった。

右カウンター赤道より by 梧桐彰

あらすじ

 インドネシアでボクシングジムを経営する33歳のお人好しボクサー、ロニー・ハスワントのもとに、彼に不釣り合いな強敵との試合の依頼が日本から持ち込まれた。ロニーの居候をしている日本人ボクサーのアキラは、勝目がないと考えて試合をあきらめさせようとするが、ロニーは出ると言ってゆずらない。だが、やむなく練習につき合ったアキラはロニーの非凡な潜在能力に気づき、2人がかりで猛特訓を始める。

カクヨムで己のフェティシズムを前面に出している俺が読み専の彼女にユーザー名を明かせるわけがない! by 陽野ひまわり

あらすじ

 小説投稿サイトのカクヨムで、股上の浅いパンツからギリギリ見える女性のお尻の上部のくぼみ「ギリくぼ」の普及をもくろむ大学生の倉田くん。読者としての彼は『兄と妹のチートすぎる異世界生活』というネット小説を応援しているが、残念ながらほかの人には評価されない。彼は同級生のカクヨム友だち、坂下さんに繰り返しこの小説を薦めるものの、なぜか彼女は生返事をするばかりだった。

ひやかす by 駅員3

あらすじ

「ひやかす」という言葉は、江戸のリサイクル業社が再生紙の材料にする古紙を水で「ひやかし」ている間に、吉原の遊女をからかいに行ったところから生まれたらしい。この職人たちが作っていたのは江戸時代のトイレットペーパーであり、浅草紙と呼ばれたその紙は浅草のりの名前と関係があるとも言われる。

おんぼろ電車 by プロッター

あらすじ

 若さに甘えてフリーターを続けるうちに35歳の誕生日を迎えた光一は、大きな借金を作ってオートバイを買う。だがスピードの出しすぎで事故を起こして数日で壊してしまい、自業自得の理由により同時に職も失う。光一は絶望して自殺を企てるが、人生の最後にと昔住んだN市を訪れ、子供の頃に死んだ従姉妹マリ子との思い出があるチンチン電車に乗る。そこで彼は、車両の壁のすき間にマリ子が残したメモ書きの紙片を見つける。

蝶が選ぶ鼻 by プロッター

あらすじ

 女子高生の裕子がうたた寝から目を覚ますと、何と自分の鼻の上でちょうちょがさなぎになっていた。鼻のさなぎのせいで裕子はみんなからちやほやされて新聞の取材まで受ける。同級生の幸子はそれがうらやましくて、自分の鼻にもさなぎをくっつけるため博物館の温室へ出かけた。

男子の仕事 by プロッター

あらすじ

 一流の国鉄機関手である父は私のほこりだった。私たち一家の暮らしも蒸気機関車とともにあった。でも、私たちの住む広島の鉄道にもとうとう電化の波が押し寄せ、父は大好きな蒸気機関車から電車への鞍替えを余儀なくされる……。と思ったら母が言った。
広島よりも西はまだ蒸気機関車のままなんじゃありません? ならば私たちがそこへ引っ越せばいいじゃありませんか。

幻想ニライカナイ―海上の道― by ハコ

あらすじ

 第二次大戦末期の沖縄で、日本陸軍の歩兵、宮田邦武は敵軍の艦砲射撃から逃げるうちに、現世から隔たった小さな海岸に迷いこむ。そこでは沖縄の巫女の「祝女(ノロ)」である若い女性、マヤが1人で暮らしており、帰ることのできなくなった宮田もマヤとそこで過ごすようになる。考古学者だった宮田はマヤが語る沖縄の楽土ニルヤ、すなわちニライカナイに思いを馳せて様々な考察を行うが、もといた世界の恋しさから脱出を試みる。