積まれた本

ネット小説名作レビュー

掲載サイト: 小説家になろう

(61件)

埼玉にはなぜ魅力がない? by 榊原 隼人

あらすじ

 都道府県魅力度ランキングで埼玉県は44位だった。いくら何でも順位が低すぎる。生粋の埼玉県民である著者は、それを見かねて埼玉を称える文章を書こうとした。でも、やっぱり無理だと思って割とあっさり諦め、代わりに埼玉に魅力がない理由を考えることにした。
 「ダ埼玉」の流行語、観光地の偏り、東京との関係、朝ドラの失敗などの観点から、割と地元愛の強い著者が、埼玉県に人気が出ない原因を解明する。

ローカる埼玉 〜埼玉県民も知らない!? 知って得しない埼玉の初耳学〜 by 榊原 隼人

あらすじ

 埼玉県の日本一や、ひらがなの県庁所在地が生まれたいきさつ、矛盾した特産品のブランド名の秘密など、「知って得しない」けどおもしろい埼玉県の無駄知識を、埼玉で生まれ育ち、「割と地元愛が強い」著者が詳しく紹介する、読みごたえ抜群のエッセイ。

バニーガールと透明 by 野足夏南

あらすじ

 文化祭のお化け屋敷で透明人間の役を割り当てられた地味な男子中学生、野宮慎一は、同級生の片桐日奈子が好きだが度胸がなくて行動を起こせずにいる。ある帰りしなにバニーガールの恰好をしたデリヘル嬢に出会った慎一は、お金を盗んで逃げる途中だった彼女に巻き込まれてそばの神社までやって来た。そこで彼は、近所の屋敷で得意客の葬式があるから香典を渡して来てほしいと、バニーガールに頼まれる。

New World! 大阪のオバチャンが魔王になって、魔族の国家に<新世界>を作る話 by 森田季節

あらすじ

 魔王の26番目の子供である美貌の王女ユーフィリアには、前世の記憶によって特殊な方言を話すくせがあった。強大な力を持つために「オサカーの虎」と呼ばれ、親しみやすい人柄から多くの人望も集めていた彼女は、先代魔王の死後に勃発した戦争を制して新しい魔王となる。やはり前世の記憶を引きずるユーフィリアは、荒廃した王都を復興し、笑いのたえない街を創り上げる「新世界」計画を立ち上げた。

みにくい羊 by 緋みつ

あらすじ

 あたたかな暗闇の中で、死にたどり着くために、私は羊の数を数える。しかし私の代わりに、柵を乗り越えられない羊たちが真っ黒な血を流して死んでいく。百数えてはふり出しに戻り、また百数えては最初に戻る私に、薄汚れた羊たちが「はやくねむれ」と催促する。

サイコパスハンター・零 ~百合と外道と疾走するウロボロス~ by 春風小夏

あらすじ

 妊婦の腹を裂いて胎児をとり出し、代わりに別の被害者の乳房を切り取ってそこへ詰め込むという、とんでもない連続猟奇殺人事件の捜査を行う美人刑事の杏里。被害者は全部で4人おり、環状地下鉄の線路沿いに事件は起こっていた。杏里のガールフレンド、零の知恵を借りて推測された犯人の動機は何と、円形の巨大魔方陣を作って何者かを呼び出すことだった。

友達から聞いた、生まれる前の話。 by おこげ依存症

あらすじ

 床も壁も天上も真っ白に塗り上げられた部屋に5人の人と5つのクローゼットがあり、彼らが同時に1つずつクローゼットを開けると4つは爆発してしまう。残った1人は自分を成功者だと思い込んで空のクローゼットへ入るが、そこは暗くて窮屈な所で、しかも外へ出ることができない。そこで悟る。いずれここからは出られるが元の部屋へは戻れない。出た先にあるのは少し広いだけの牢獄なのだ。

マインスイーパ ~二人の地雷処理者~ by 夜行一儀

あらすじ

 大学で人気の美女、横井かすみの一声で始まったマインスイーパ大会(※)。高校以来かすみに片想いするマインスイーパプレーヤー、鮒木も彼女に請われて参加する。男の意地にかけても、かすみの恋人、銀崎に負けるわけにはいかないが、敵の実力は鮒木の想像を遥かに超えていた。
(※マインスイーパは数独などと同系統のフリーPCゲーム。)

ミツバチを抱いて眠る夜 by まな

あらすじ

 中学生のルリ子は時々大きなミツバチの夢を見る。彼女は巨大なミツバチに抱え込まれて腹を刺され、どろりとした血を流すのだ。ミツバチの夢を見た日には生理がある。
 ルリ子は、自分を刺すし羽音もうるさいミツバチが嫌いだ。彼女の周りに集まる自分勝手な人間たちもミツバチと変わらない。ルリ子は悪い子になって彼らを傷つけたい欲求を抱く。

週末陰陽師 ~とある陰陽師の保険営業日報~ by 遠藤遼

あらすじ

 不世出の天才陰陽師、小笠原真備は世渡りが下手なために陰陽道の第一線である陰陽庁から下野し、しがない保険営業マンとして働いている。平日は会社に勤め土日に悪霊を調伏する「週末陰陽師」として活動する彼は、保険の営業を通じて、育ちのいい20歳の女性、二条桜子と知り合う。桜子に紹介してもらう顧客の周りにはなぜか霊が多く、彼女自身もある日悪霊に襲われてしまう。

へこんだ時にはカフカの言葉がよく沁みる(三十と一夜の短篇第7回) by 猫の玉三郎

あらすじ

 エイリアンの産卵のものまねをしてあごが外れた少年と、晩ご飯のメニューをかっこよくアレンジしたノート(例:聖剣エクスカリバーで刻まれし純白のTOFU)をSNSに公開された少年。胸の痛みにたえる若い彼らを、文豪カフカのネガティブな名言がそっとなぐさめる。

綿の木 by ハインリッヒ富岡

あらすじ

 地面に生える綿の木はある日、自由に海を泳ぐ魚になりたいと思いました。でも魚は犬になって陸地を歩きたいと思っており、犬は鳥に、鳥はライオンに、ライオンは人間になりたいと考えていました。そして人間は思いました。
「あー女子高生のパンツになりてー。」
 綿の木は女子高生のパンツになりました。
(一部を作品より引用)