積まれた本

ネット小説名作レビュー

タグ: 食べもの

(12件)

埼玉にはなぜ魅力がない? by 榊原 隼人

あらすじ

 都道府県魅力度ランキングで埼玉県は44位だった。いくら何でも順位が低すぎる。生粋の埼玉県民である著者は、それを見かねて埼玉を称える文章を書こうとした。でも、やっぱり無理だと思って割とあっさり諦め、代わりに埼玉に魅力がない理由を考えることにした。
 「ダ埼玉」の流行語、観光地の偏り、東京との関係、朝ドラの失敗などの観点から、割と地元愛の強い著者が、埼玉県に人気が出ない原因を解明する。

ローカる埼玉 〜埼玉県民も知らない!? 知って得しない埼玉の初耳学〜 by 榊原 隼人

あらすじ

 埼玉県の日本一や、ひらがなの県庁所在地が生まれたいきさつ、矛盾した特産品のブランド名の秘密など、「知って得しない」けどおもしろい埼玉県の無駄知識を、埼玉で生まれ育ち、「割と地元愛が強い」著者が詳しく紹介する、読みごたえ抜群のエッセイ。

New World! 大阪のオバチャンが魔王になって、魔族の国家に<新世界>を作る話 by 森田季節

あらすじ

 魔王の26番目の子供である美貌の王女ユーフィリアには、前世の記憶によって特殊な方言を話すくせがあった。強大な力を持つために「オサカーの虎」と呼ばれ、親しみやすい人柄から多くの人望も集めていた彼女は、先代魔王の死後に勃発した戦争を制して新しい魔王となる。やはり前世の記憶を引きずるユーフィリアは、荒廃した王都を復興し、笑いのたえない街を創り上げる「新世界」計画を立ち上げた。

by euReka

あらすじ

 この街に立つ、直径1km、高さ10kmの巨大な塔は今にも倒れそうなぐらい傾き、地面へ向かって弓形になっているので「巨人の釣り竿」とも呼ばれる。塔が倒れた時に下敷になるエリアは住むのに好まれず、以前は貧民街になっていたが、戦後の経済成長によって街が豊かになると住人が減り、その後公園として整備された。塔を眺める観光地となった公園で、私はアイスクリームを売り、隣の屋台の女はビールを商っている。

私の頭も、脳みそごと by 安室凛

あらすじ

 アラサーになって行きつけの飲み屋ができた私は、そこで1人の男と知り合う。ある日、私が食べ終えたアジの開きを見て彼が言った。
その魚の頭、食べてもいい?
 この言葉の持つ強烈なインパクトと親しさにとらわれて、私は甘い気持ちで、そのことを繰り返し思い返すようになった。

家畜の檻 by 豆宮 ふう

あらすじ

 食肉用の家畜として育った少女めめは、外の世界で暮すために、仲間の少女ぽっぽ、少年みみとともに農場を脱走する。その日のうちに彼らは街で偶然出会ったノダという教師の家に匿われることになった。
 ある日酒に酔ってくだを巻くノダはめめを襲おうとする。そのこともあって農場の外に暮らす人間たちのけがらわしさに幻滅しためめは、自ら農場に帰ることを決める。

へこんだ時にはカフカの言葉がよく沁みる(三十と一夜の短篇第7回) by 猫の玉三郎

あらすじ

 エイリアンの産卵のものまねをしてあごが外れた少年と、晩ご飯のメニューをかっこよくアレンジしたノート(例:聖剣エクスカリバーで刻まれし純白のTOFU)をSNSに公開された少年。胸の痛みにたえる若い彼らを、文豪カフカのネガティブな名言がそっとなぐさめる。

(作品非公開)炊飯器 by Zosterops

あらすじ

 シェイクを飲もうとファーストフード店に立ち寄った少年は、炊飯器を持ったこわもての男に声をかけられ、注文をしに行く間炊飯器を見ていてくれと頼まれる。しばらくしてテーブルに戻った男はその炊飯器に財布をしまい、少年に礼を言った。見かけによらず感じのいい人だと思ったら、男はそばにいる客をつかまえて大声で難くせをつけ、次々に店から追い出し始める。やがて店に残った客は男と少年の2人だけになってしまう。

東京トマト by きうい餅

あらすじ

 漫画家になるため半年前に家出した私は、東京から母へ手紙を出す。元気でやっています。実家のトマトが食べたいけど、東京のトマトもおいしいですと。その後私は出版社に自作の漫画を持ち込むが相手にされず、母へまた便りを書く。本当は東京のトマトより母さんのトマトが何千倍もおいしい。私はおいしいトマトなしには生きられません。食べに帰ってもいいですか。

ピストルがほしい by 両角忘夜

あらすじ

 小学生の頃あたしと遊んでいた2歳年上の高木君は、中学生になってからひどいいじめを受けて重傷を負い、家族そろってどこかへ引っ越してしまう。
 高校卒業後うどん屋でアルバイトを始めたあたしは、駅前の公園で高木君と再会する。手に入れたピストルで、むかし自分をイジメた奴らを殺したい、と語る高木くんに、あたしは何となく、一杯のうどんを食べてもらいたいと思う。
(一部を作品あらすじより引用)

毒を飲む男 by あげの紫

あらすじ

 バーでたまたま隣に座った男は「人類はまだ進化できる!」と言って、マスターに「いつもの」を注文する。マスターは渋々ジンライムを作り、そこにブヨブヨした不思議なものを垂らす。それは猛毒のふぐの肝だった。男は定期的にこれを飲んでふぐ毒に体をならしているのだ。それが人類の進化だと言うのである。私は男がいつふぐ毒で死ぬかに興味を持つが、彼は毒ではなく階段から落ちて死んだ。